日本でも浸透してきたプライベートバンクとは?通常の金融機関のリテール営業と比較しながらお伝えする!

プライベートバンクという言葉を聞いたことがある方は多いかと思います。プライベートバンクは富裕層向けに資産運用の提案を総合的にプロデュースする形態の銀行業です。

皆さんの中にも、最終的にはプライベートバンクから声がかかるような富裕層になりたいと夢見ている方もいらっしゃると思います。

本日は、そもそもプライベートバンクがどのような形態なのかを、既存の金融機関のリテールビジネスと比較しながらお伝えしていきたいと思います。

プライベートバンクとは?金融機関のリテール営業と比較しながら解説

それでは、まずプライベートバンクがどのようなサービスなのかを金融機関のリテール営業と比較しながら解説していきたいと思います。

プライベートバンクは口座開設の閾値が高い

リテール営業は富裕層でなくとも営業が行われます。

しかし、プライベートバンクに関しては口座を開設すること自体がハードルが高くなっています。日本で営業している外資系金融機関のプライベートバンクの最低預け入れ金額は以下となっています。

クレディ・スイス:5億円以上
UBS:2億円以上
三菱UFJモルガンスタンレーPB証券:1億円以上

最低でも1億円以上の預け入れ資産が必要ということになっています。

プライベートバンクはポートフォリオの提案から行ってくれる

通常の金融機関のリテール営業の場合はダイレクトに商品を提案してきます。

証券会社は当然個別株の取引を推奨してきます。中には投資信託についても提案してきます。銀行が主に提案してくるものは投資信託ですね。

金融機関は利回りが低下しているので利鞘ビジネスで稼ぐことが出来なくなっています。そのため、他の収益源で収益を確保する必要に迫られており金融商品の販売がその一つとなっています。

金融機関が営業する投信は販売手数料や信託手数料が高いもので手数料ビジネスとして利用されています。金融機関が営業してくる投信は正直魅力的ではありません。以下で詳しく解説していますので参考にして見てください。

 

【今買うべき投資信託とは?】2020年のコロナショックを経て「一番儲かるファンド」を東大卒の投資家目線で分析する!

 

一方、プライベートバンクは商品の営業だけでなくポートフォリオの提案から行ってくれます。

各個人の要望を聞いた上で、株式比率、債券比率、不動産比率、現金比率を考えて提案してくれています。その上で適した商品についても提案してくれるのです。

つまり、プライベートバンクはトータルコーディネートを行ってくれるということですね。スーツで例えると、リテール営業が店に並んでるスーツで、プライベートバンクはオーダーメイドスーツということですね。

 

プライベートバンクは扱う商品の種類が多い

金融機関のリテール営業は投資信託や国内株式などの限られた金融商品しか営業してきません。

しかし、プライベートバンクは幅広い商品を提案してきます。

 

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 投資信託
  • 社債
  • 外国株式
  • 仕組み債
  • ヘッジファンド
  • PEファンド
  • 優先株式
  • オプション

 

通常の投資家では投資できないファンドなども紹介してくれることがあります。特に外資系のプライベートバンクは世界に拠点があるため、世界の先進的な金融商品を取り扱っているのが大きな魅力ですね。

ただ、手数料が高いものがあり手数料ビジネスのはめ込み営業に陥らないか十分に注意する必要があります。

手数料形態が違う

投資信託の場合は購入手数料と信託手数料が発生します。高いものだと購入手数料が3%程度で毎年発生する信託報酬が2%程度となります。

また、個別株投資の場合は取引毎に1%ずつ、往復で2%といった具合に手数料が発生します。

一方、プライベートバンクの場合は複雑な手数料形態となります。投資を一任する場合はアセットマネジメント・フィーと呼ばれる年率1.5%程度の手数料が要求されます。

一方、投資を一任しない場合は資産を保管しておく「カストディー・フィー」として年率0.2%-0.3%の手数料と、必要に応じて相談するための預かり資産に対して約1%のアドバイザリーフィーが発生します。

更にトランズアクション毎のフィーが発生するので手数料は高額になりがちです。

日本で開設できるプエイベートバンク

日本で最初にプライベートバンクに進出したのは1996年のシティバンクです。その後、2003年に業務停止処分を受けて撤退しました。

その後、2004年にUBSが進出し同じスイス系のクレディスイスも進出してきました。クレディスイスはリーマンショックでヘッジファンドを取り扱っていたことで暴落を免れ人気を博しました。

 

ヘッジファンドと投資信託の違いについてわかりやすく解説!中間に位置するヘッジファンド型投資信託と共に紐解く。

 

その後、HSBCやメリルリンチなどが相次いで参入してきましたが、いずれも富裕層を取り込めず撤退しました。

現在、外資系のプライベートバンクはUBSとクレディスイスとスイス系の外資系金融だけとなっています。

 

日本国内の金融機関でプライベートバンクサービスを提供している代表的な金融機関は以下となります。

証券会社 野村證券
大和証券
SMBC日興証券
三菱UFJモルガンスタンレーPB
メガバンク 三菱UFJ
SMBC
みずほ
信託銀行 三菱UFJ信託
SMBC信託
地銀 千葉銀
横浜銀
静岡銀
等々

 

日本の金融機関も遅ればせながら富裕層ビジネスに参入してきています。

 

そもそもプライベートバンクは魅了的な選択肢なのか?

そもそもプライベートバンクは魅力的な選択肢なのか考えないといけません。

プライベートバンクは他のリテールビジネスと同じく本質的には手数料ビジネスです。そのため、顧客の為ではなく高い手数料の商品を勧めてくるという利益相反が起こりうる可能性があるのです。

一方、プライベートバンカーといえども本当に一流のプロによるアドバイスを受けられるかどうかもわかりません。

 

自分の資産を一任するのであれば、実績のあるファンドに一任するのが魅力的な選択肢だと思います。筆者は、先ほど話にも出たヘッジファンドが魅力的だと考えて投資しています。

マルチ戦略のヘッジファンドであればファンドマネージャーが自動でポートフォリオを組み替えて適切な資産配分で運用してくれています。相場環境に合わせて資産配分をしてくれるため相場の暴落を回避して一度も下落することなく運用してくれています。

筆者が投資しているファンドを含めて以下のファンドランキングでお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

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