キャピタル世界株式ファンドはおすすめできるのか?R&Iファンド大賞2021で最優秀ファンド賞を獲得し評判の高い投資信託を徹底評価!

キャピタル世界株式ファンドは世界的な運用会社であるキャピタル・グループによって運用されている投資信託です。

キャピタル世界株式ファンドはR&Iファンド大賞2021で最優秀ファンド賞を受賞した投資信託となっています。

R&Iファンド大賞の最優秀ファンド賞を獲得したキャピタル世界株式ファンド

本日はキャピタル世界株式ファンドについて、どのような特徴のあるファンドなのかをお伝えした上で、投資する妙味があるのか?

という点についてお伝えしていきたいと思います。

運用を担当するキャピタルグループとは?

まずはキャピタル世界株式ファンドの運用を担当するキャピタルグループについてです。キャピタルグループは世界第7位の投資ファンドです。

Rank Fund Market Total Assets
1 BlackRock U.S. $7,429,632
2 Vanguard Group U.S. $6,151,920
3 State Street Global U.S. $3,116,424
4 Fidelity Investments U.S. $3,043,134
5 Allianz Group Germany $2,539,842
6 J.P. Morgan Chase U.S. $2,364,000
7 Capital Group U.S. $2,056,991
8 Bank of New York Mellon U.S. $1,910,000
9 Goldman Sachs Group U.S. $1,859,000
10 Amundi France $1,617,280

参照:Willis Towers Watson

1位とブラックロック、2位のバンガード、3位のステートストリートがインデックスファンド組成会社であることを考えると、アクティブ投信を組成する会社としては第4位となります。

金融先進国である米国で歴史ある代表的な資産運用会社の一つとして確固たる地位を築いています。

キャピタル世界株式ファンドの特徴とは?

それでは本題であるキャピタル世界株式ファンドの特徴についてみていきたいと思います。

キャピタル世界株式ファンドは4つの種類が存在

キャピタル世界株式ファンドは以下の通りファンド・オブ・ファンズ形式で運用されています。

キャピタル世界株式ファンドのファンド・オブ・ファンズ形式の運用

以下の2つのファンドに分散投資を行います。

✔︎ キャピタル・グループ・ニューパースペクティブ・ファンド
✔︎ 日本短期債券ファンド

ただ、実質的にはキャピタル・グループ・ニューパースペクティブ・ファンドにほとんど投資しているため、あまり日本短期債券ファンドは気にする必要はありません。

 

一言にキャピタル世界株式ファンドといっても以下の4つが存在します。

✔︎ 通常盤
✔︎ 限定為替ヘッジ
✔︎ 分配重視型
✔︎ 限定為替ヘッジ / 分配重視型(ハイブリッド)

 

通常盤 為替ヘッジも行わず分配金は抑制した基本形
限定為替ヘッジ 米ドルやユーロなどの主要通貨に対してのみ為替ヘッジを行う
分配重視型 為替取引を行わないが年2回分配金を拠出
ハイブリッド型 為替ヘッジを行い更に年2回分配金を拠出

 

今回は長期的な資産形成を行う上で最も合理的な通常盤を前提として分析していきたいと思います。

銘柄選定プロセス

以下はキャピタル世界株式ファンドの銘柄選定プロセスです。株式だけでなく債券も対象とし、世界の成長の追い風を受けて利益を伸ばすことができる銘柄を選定しています。

キャピタル世界株式ファンドの銘柄選定のプロセス

地域別構成比率は概ね全世界の時価総額比率に即している

以下はキャピタル世界株式ファンドの地域別の構成比率です。

キャピタル世界株式ファンドの地域別構成比率

全世界株式に連動するVTとの比較は以下となります。概ね世界の株式市場の時価総額に即した構成比率となっています。

キャピタル世界株式ファンド VT(全世界)
北米 59% 60.5%
欧州 25% 16.6%
日本 3% 11.3%
大洋州 3%
新興国 9% 11.5%

 

GAFAMが多く組み入れられている構成上位銘柄

それではキャピタル全世界株式ファンドの2021年7月末時点の構成上位10銘柄についてみていきましょう。

順位 銘柄・国名 業種 構成比率
1 テスラ(米国) 一般消費財 5.1%
2 マイクロソフト(米国) 情報技術 3.4%
3 フェイスブック(米国) コミュニケーション
サービス
3.1%
4 アマゾン(米国) 一般消費財 3.0%
5 TSMC(台湾) 情報技術 3.0%
6 アルファベット(Google)
(米国)
コミュニケーション
サービス
2.5%
7 ASMLホールディングス
(オランダ)
情報技術 2.4%
8 ペイパル(米国) 情報技術 1.9%
9 JPモルガン 金融 1.4%
10 Vale 素材 1.2%

 

米国の超大型ハイテク企業であるGAFAMが多く組み入れられています。最近はテスラを入れてGAFAM-Tとも呼ばれていますね。

G:Google
A:Amazon
F:Facebook
A:Apple
M:Microsoft
T:Tesla

アクティブ型投信としては一般的な手数料水準

キャピタルワールド世界株式は一般的なアクティブ型投信と同じ水準の手数料体系となっています。

購入手数料:3.3% (税込)
信託手数料:年率1.694% (税込)

 

キャピタル世界株式ファンドのリターン

では肝心のリターンについていていきたいと思います。

キャピタル世界株式ファンドのリターン

morning starのデータからリスクとリターンについてまとめたデータが以下となります。

1年 3年
(年率)
5年
(年率)
10年
(年率)
トータルリターン 42.69% 17.94% 18.21% 14.39%
標準偏差 14.21 19.91 16.20 17.65

 

過去10年のリターン14.39%とリスク17.65%から考えられる今後1年間の確率毎のリターンは以下となります。

平均リターン:14.39%
リスク(=標準偏差):17.65%

【68.3%の確率】

平均値±標準偏差の範囲に収まる

△3.26%(=14.39%-17.65%)

32.04%(=14.39%+17.65%)


【95.4%の確率】

平均値±標準偏差×2の範囲に収まる

△20.91%(=14.39%-17.65%×2)

49.69%(=14.39%+17.65%×2)

 

【99.7%の確率】

平均値±(標準偏差×3)の範囲に収まる

△38.56%(=15.71%-16.91%×3)

67.34%(=15.71%+16.92%×3)

 

ある程度標準偏差(=投資におけるリスク)が大きいので最大損失が大きくなっています。

全世界株式指数に連動するeMAXIS全世界株式と比較

キャピタル全世界株式ファンドは全世界の株式市場に対するアクティブファンドなので、全世界株式に対して高いリターンを出すことが至上命題となります。

そのため、全世界の株式に連動することを目標とするeMAXIS全世界株式と比較したいと思います。以下が過去10年の両者の比較です。

青:キャピタル世界株式ファンド
赤:eMAXIS全世界株式

キャピタル世界株式ファンドとeMAXIS全世界株式ファンドのチャートの比較

ご覧いただければ分かる通り、ほとんど同じ動きとなっています。上記をご覧いただければ、あえてキャピタル世界株式ファンドに投資する妙味がないことはご理解いただけるかと思います。

まとめ

キャピタル世界株式ファンドは米国有数の資産運用会社によって運用されている投資信託です。

全世界の株式を投資対象としており、投資地域も世界の時価総額に概ね即したものとなっています。結果としてリターンはほとんど世界の時価総額加重平均指数に連動するファンドと変わらないものとなっています。

あえて、世界キャピタル株式ファンドに投資する妙味はすくないといえるでしょう。

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