300万円から500万円という資産は新卒で入社してボーナスもいただき2年から7年かけて形成できる資産ではないでしょうか?
そして筆者もそうだったんですが、お金を貯めるのは大変なことなんだなと実感する年代でもあるかと思います。
今後、結婚、養育費、学費と重くのしかかってきて、ますます資産を蓄積するのが難しくなってくると思います。
やはり労働収入の力だけでは大きな資産を形成するのは困難であると頭を抱えている人も多いかと思います。実際、筆者も悩める新米サラリーマンの一人でした。
ただ、投資の力を借りると資産構築スピードを劇的に上昇させることができます。300万円-500万円という資産を元手に大きく資産を増やす方法についてお伝えしていきたいと思います。
Contents
300万円-500万円を大きく増やすために必要な戦略
まずは戦略についてお伝えしていきたいと思います。
戦略①:年率10%程度で運用しながら積み立てていく
まずは地道に安定的に資産を形成していく方法です。
毎年100万円ずつ追加で投資を行いながら、年率10%で運用することができれば資産を大きく増加させることができます。
年率10%というと低いリターンのような錯覚をうけますが、複利効果というのは非常に大きいリターンをもたらします。
以下が、毎年100万円追加で投資しながら年率10%で運用できた場合の資産の推移です。
初期資産300万円 | 初期資産500万円 | |
1年目 | 430 | 650 |
2年目 | 573 | 815 |
3年目 | 730 | 997 |
4年目 | 903 | 1196 |
5年目 | 1094 | 1416 |
6年目 | 1303 | 1657 |
7年目 | 1533 | 1923 |
8年目 | 1787 | 2215 |
9年目 | 2065 | 2537 |
10年目 | 2372 | 2891 |
11年目 | 2709 | 3280 |
12年目 | 3080 | 3708 |
13年目 | 3488 | 4178 |
14年目 | 3937 | 4696 |
15年目 | 4430 | 5266 |
16年目 | 4973 | 5892 |
17年目 | 5571 | 6582 |
18年目 | 6228 | 7340 |
19年目 | 6951 | 8174 |
20年目 | 7746 | 9091 |
21年目 | 8620 | 10100 |
22年目 | 9582 | 11210 |
23年目 | 10641 | 12431 |
初期資産500万円の場合は19年目で1億円を形成できて、初期資産300万円の場合でも23年目に1億円の資産を形成することができます。
億万長者になることは決して夢ではないのです!
戦略②:まず1000万円まで挑戦的に運用する
まだ、若い方が多いと思いますので挑戦的に1000万円まで運用するのも有効な戦略です。先ほどは10%で運用する場合のシミュレーションを行いました。
しかし、一気に20%まで引き上げると追加投資を行うこともなく簡単に1000万円まで到達します。1000万円まで到達したら、後は安定的に10%で運用すればよいのです。
20%で運用することができれば以下のように短期間で資産を1000万円に届かせることができるのです。

初期資産300万円 | 初期資産500万円 | |
1年目 | 360 | 600 |
2年目 | 432 | 720 |
3年目 | 518 | 864 |
4年目 | 622 | 1037 |
5年目 | 746 | 1240 |
6年目 | 896 | 1465 |
7年目 | 1075 | 1711 |
戦略①実践法:下落をせずに年率10%を目指す投資先
下落をせずに年率10%で運用する戦略①では気をつけないといけないことがあります。
それは、できる限り下落をしない投資先を選ばないといけないということです。通常の株式市場ではリーマンショックなどの金融ショックで50%近い下落に見舞われることがあります。
折角1000万円蓄えても半額になってしまっては膝から崩れ落ちてしまいますよね。失意のどん底におちると思います。
50%の損失を被り半額の500万円になってしまったら、元の1000万円に戻るのに100%のリターンをださないといけないのです。勿論、投資なので元本が割れることはあります。
元本割れしない債券などは利回りが1%未満〜2%程度なので論外です。ただ、10%のリターンを目指しながら下落を抑える投資先というのは実はなかなか存在しないのです。
しかし、オルタナティブ投資といわれる投資先は市場平均とは無関係のリターンをあげる投資先として近年注目を集めています。中でも最も有名なのがヘッジファンドです。
ヘッジファンドは如何なるときでもリターンをあげることを命題とされている絶対収益が他のファンドです。
実際、筆者の投資しているファンドは幾度もの暴落を乗り越えて安定して10%のリターンを叩き出してくれています。

運用方法としては下落余地が理論的にほとんどないバリュー株をバランスシートを精査することで分析する本格的なバリュー株投資です。
→【ネットネット株とは?】ベンジャミン・グレアムが編み出した本格的なバリュー株投資手法をわかりやすく解説する!
また、ファンドマネージャーが今回のコロナショックのような危険と判断した時には現金比率を高めて相場下落に対応し、必要であれば先物ヘッジで下落を抑えます。
今回、日経平均が30%以上下落する局面で下落していなかったことは正直驚きでした。またしっかり安定して上昇してくれており、筆者の資産形成のパートナーとして重用しております。
戦略②実践法:ピンポイント投資で高いリターンを狙う
まず先ほどお伝えした20%の運用利回りというのは決して簡単なことではありません。
あの投資の神様といわれるウォーレンバフェットが長期間で達成してきた運用リターンが20%なのです。
逆に言うと長期間で20%以上のリターン、特に年率50%や100%といったリターンを謳う投資先は詐欺だと考えて注意した方がよいでしょう。
代表的なものにポンジスキームがありますね。
→ 投資家視点で優良ヘッジファンドの見分け方をわかりやすく解説!海外ヘッジファンドとの比較も通じて優秀なファンドを紹介。
詐欺的なリターンを謳って投資家から資金をあつめしばらくは既存の投資家に分配して、ある程度あつまった時に飛ぶというスキームです。仮想通貨界隈でよくポンジスキームが発生していました。
そのため、20%のリターンを狙うのであれば今現在期待できる投資先に集中投資することが有効な戦略として機能します。
長期間で20%の利回りを追求することは難しくても、時流に乗って20%以上のリターンを追求することは十分可能だからです。
筆者が現在有望と思っているのが「ある新興国」の株式市場です。その新興国は、まだ外国人の資金が入っておらず今後本格的に資金が流入するフェーズです。
既にETFや投資信託が組成されている国では十分に資金がはいっているので割安というレベルではないからです。また、外国人の資金が入っていないのでコロナショックなども無関係に上昇していきます。
外国人投資家はショックが発生するとすぐ新興国から資金を引き上げて、先進国株が下落すると同時に下落してしまいますからね。
その国は人口ピラミッド上も今まさに最も成長するフェーズにきており人口もまだまだ増加しています。教育水準も高く高度経済成長期の日本のように成長していくことが期待されています。
更に、米大統領選を契機に今後追い風がふくことも期待でき旬の投資先として注目しています。
筆者が投資している新興国ファンドでは、その国に投資しておりコロナショック下でも20%以上のリターンを叩き出し注目を集めています。以下で詳しくまとめていますので参考にしていただければと思います。
→【体験談】危ない?怪しい?巷で評判のBMキャピタル(BM CAPITAL)を出資の経緯を含めて実際の投資家が徹底評価!
まとめ
300万円-500万円の資産を運用して大きな資産を形成するためには主に2つの戦略があります。
戦略①:毎年100万円ずつ追加投資して年率10%で運用する
戦略②:年率20%で運用して1000万円に到達したあとに年率10%で安定運用
今回お伝えした考え方と投資先を参考にしながら、億万長者への道を地道に歩んでいきましょう!