1000万円をあったら様々な投資対象に分散投資できる。
個別株投資は怖いし、自身がない。じゃあ、最初から分散投資してくれている投資信託で運用するのはどうだろうか?
という考えを持つ方も多いのではないでしょうか。
本日は投資信託で1000万円を運用する際に考えるべきことと、現実的な選択肢をお伝えしていきたいと思います。
Contents
投資信託は投資対象を投資家自身が選ぶ必要がある
投資信託だから分散投資されているから安心というのは早計です。
投資する対象は、株なのか、債券なのか、不動産なのか、コモディティなのかは自分で選ばないといけません。
また、株を選んだとしても以下の選択を投資家自身で行う必要があります。
投資対象国は日本?米国?その他先進国?新興国?全世界?
指数に連動するインデックス型?アクティブリターンを狙うアクティブ型?
アクティブ型なら狙うセクターは?大型株?中小型株?バリュー株?グロース株?
→ バリュー株(割安株)投資とグロース株(成長株)投資の違いとは?両者を比較しながらわかりやすく解説する!
つまり、プロに任せてお手軽なはずの投資信託も、実は8割型は投資家の判断が重要になってくるのです。
日本株が暴落している局面で、日本株に投資する投資信託に投資していれば下落するのは已む無いことですからね。結局、どの分野に投資をするのかが重要になるのです。
基本はインデックス投信でポートフォリオを組むことを考えよう
先ほど、投信を選ぶ際にアクティブ型とインデックス型を選ぶ必要があるとお伝えしました。基本的にはインデックス型投信でポートフォリオを組むことを推奨します。
何故ならアクティブ型の投信は手数料が高く、更にインデックス型に対して平均的なパフォーマンスが低いからです。アクティブ型投信は証券会社の手数料ビジネスになっている節が大きいのです。
→ 【今買うべき投資信託とは?】2020年のコロナショックを経て「一番儲かるファンド」を東大卒の投資家目線で分析する!
→ 投資信託の利回りを解明!平均でどれくらい儲けることが可能なのか?
インデックス型投信というのは日本でいるとTOPIXや日経平均、米国でいうとS&P500指数やダウ平均株価指数のようなインデックスに連動を目指す投信です。
ただ、インデックスと同様のポートフォリオを組成するだけですので購入手数料は無料で、手数料も年率0.5%未満の割安のものが多いです。
以下は最も歴史があり代表的な指数であるS&P500指数の株価推移です。

何度も暴落を経験しながらも、長期的には右肩上がりになっています。長い目線で長期投資を行えば基本的には資産を形成することが出来るのです。
2021年時点で考えられる投資信託ポートフォリオ
では肝心の2020年時点で投資信託で組むのであれば魅力的なポートフォリオについてお伝えしていきたいと思います。以前狙える利回り毎におすすめの投資先については以下でまとめていますのでんこうにしてみて下さい。
→ 【2022年初心者必見】1000万円を資産運用する際におすすめの投資先を利回り毎にリスクを含めてわかりやすく紹介!
以下が筆者が考えるコロナショックを経験した後の魅力的な投資信託のポートフォリオです。

1000万円投資信託ポートフォリオ | |
eMAXIS Slim | 500万円 |
全世界株式 | |
eMAXISプラスコ | 300万円 |
モディティインデックス | |
現金 | 200万円 |
eMAXIS Slim全世界株式に500万円
まずは株式投資ポーションは全世界のインデックスに連動するeMAXIS Slim全世界株式です。
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する成果を目指す投資信託です。2019年から運用開始となっていますが、同じく全世界に投資をしているVTは2009年以来年率10%程度で運用しています。

ただ、当然リーマンショック後からのリターンですので、ITバブル崩壊やリーマンショックといった波乱が発生した2000年代も加味すると6%-7%という水準になります。
現在、コロナショックで大幅下落しましたが、その後の各国の金融緩和と財政政策で株価は年初来高値をとっています。
ジャクソンホール会議で米国のパウエル議長が今後も金融緩和を継続することを明言しており、今後も金融相場は継続することが見込まれています。
暫くはやはり株式投資を主軸にした投資が有効となるでしょう。
eMAXISプラスコモディティインデックス:300万円
金融相場では通貨供給量が上昇します。実際コロナを受けてマネーサプライ(=通貨流通量)は急上昇しています。
以下は米国のマネーサプライ(赤)と米国10年債金利(青)の推移です。マネーサプライは上昇しており、金利は下落していますね。

マネーサプライが上昇しているということは巷にドルが溢れているということですので、当然量が多いものの価値はさがりますので通貨の価値は希薄化します。
逆をいうと価値が変わらない金などの価格は上昇しやすい環境なのです。また金利が低いことも影響します。
金などの商品は金利を産みませんから、金利が高い状態では通貨を保有して債券を購入するインセンティブが高まります。しかし、金利が低くなると相対的に商品の価格が値上がりしやす環境になります。
株と同様に商品も急激な値上がりが期待できるマーケットですので、コモディティ全体に投資ができるeMAXISプラスコモディティインデックスが有力な投資先となります。
現金:200万円
現金として備蓄しておくことも投資の広津です。
株価が大幅に下落するような局面が到来したら、下落したところで投資をすることができれば将来的に大きな利益を狙うことができますからね。
待つも投資だろいうことも忘れずに。
投資ポートフォリオまで含めて一任する方法とは?
上記はあくまで今現在で適していると考えられる投資信託を使ったポートフォリオです。
しかし、市場環境は毎日のように目まぐるしく変わっており、明日には相場環境がガラっと変わってしまう可能性が十分いあるのです。
自分で常に相場に注視して、中央銀行の政策や政府の方針まで情報収拾して、適切なポートフォリオを組み立てることが出来る人は問題ないでしょう。
しかし、投資初心者で相場をどう見ればよいのか分からないという方は信頼できるプロに一任するというのも有力な選択肢です。
プロといえば投資信託が真っ先に頭によぎりますが、投資信託は決められた分野にしか投資をすることができないので、柔軟に投資ポーションや対象を組み替えることができません。しかし、ヘッジファンドは違います。
ヘッジファンドは絶対収益型の投資信託なので、どのような市場環境でも収益を出すことが求められます。つまり現金比率、投資対象、投資ポーションを自由に組み替えることができます。
→ヘッジファンドと投資信託の違いについてわかりやすく解説!中間に位置するヘッジファンド型投資信託と共に紐解く。
筆者が投資しているヘッジファンドも柔軟に現金比率を組み替え、時には金などの代替資産も組み入れて自動で運用を行ってくれています。
つまり、個人としては何もすることなくお任せで一流のプロに投資を一任することが出来るのです。筆者が投資しているBMキャピタルは運用開始以来7年間マイナスのリターンは一度もなく年平均10%程度のリターンを継続して出してくれています。
以下で詳しくお伝えしていますので参考にしていただければと思います。
→【体験談】危ない?怪しい?巷で評判のBMキャピタル(BM CAPITAL)を出資の経緯を含めて実際の投資家が徹底評価!
まとめ
投資信託は自分で投資対象や投資比率を選択する必要があります。
結局のところ投資を一任しているわけではありません。投資対象と比率を考えるという意味で自己判断する部分が多くを占めます。
投資信託でポートフォリオを考える場合は、手数料が高く成績が悪いアクティブ型の投信ではなくインデックス型の投信で組み立てることをおすすめします。
2021年時点でのポートフォリオは株や商品を中心としたポートフォリオが有効と考えられますが、相場環境は刻一刻と変化します。
自分で相場環境を考えてポートフォリオを組み替える自信がない方はヘッジファンドの一流ファンドマネージャーに任せるというのが有効な選択肢となります。
以下でランキング形式で筆者が投資しているファンドを含めてお伝えしていますので参考にしていただければと思います。